10/22付けの四国新聞からの転載です
兵庫県のデータもNo.97のブログに書きましたが、やはり歯を大切にしていく努力が必要ですね。
>高齢者の年間医療費、歯の残り数少ないほど高額
2007/10/22 09:33
 残存歯数が4本以下の高齢者の年間医療費は、20本以上残っている高齢者に比べて平均で約25万円高くなっていることが21日、香川県歯科医師会の調査で分かった。歯周病がある人の医療費はない人よりも平均で約7万8000円高くなっており、歯の健康と全身の健康の密接な関係を裏付けている。
 高齢者の歯の健康状態と医療費との関係については、香川県歯科医師会と県老人医療費適正化検討委員会が、05年7月に1レセプト当たりの調査結果を公表。今回はその後1年間の診療頻度を加味して1人当たりの年間医療費を分析した。
 調査は、05年2月に香川県内の歯科医を受診した65歳以上の国民健康保険加入者のうち、その後1年間に歯科以外でも受診した1万1682人を対象に実施。年間医療費を歯の残存本数で5グループ(0―4、5―9、10―14、15―19、20本以上)に分けて集計した。
 年間医療費が最も少なかったのは
20本以上のグループで平均46万4000円。残存本数が少なくなるにつれて医療費は増える傾向があり、
4本以下は71万9000円だった。
診療日数は20本以上の平均51・9日に対し、4本以下は64・1日
 歯周病との関係では、症状が重度になるほど医療費は高く
歯周病のある人(平均52万1000円)は、
歯周病のない人(同44万3000円)の約1・2倍。高血圧や糖尿病などの生活習慣病にかかる医療費も、歯周病が重度になるほど高くなる傾向で、歯科予防活動が医療費削減につながる可能性を示唆している。