※インプラントは治療の性格上、歯周病の管理のできない患者さんや定期的にチェックのできない患者さん、
喫煙している方には適しません。
事前にご相談していただいた上で、十分な理解をしてから行うべきと考えています。
残念ですが歯を失った時、その前と後ろに歯があった場合にはブリッジ、そうでないときにはいわゆる出し入れする
ばね付の入れ歯を使って咬みあわせを再現してきました。この二つの方法は咬むためには仕方ない方法ですが、
残った自分の歯を削らなくてはいけなかったり、床やばねが付いているために異物感があったり硬いものが咬みにくかったり、
マイナス点も否定できません。
そのために異物感が少なく良くかめるインプラント治療が生まれました。
歯のないところにチタンの棒(インプラント体)を埋め込み、実際の歯と同じように咬ませようという方法です。
非常に良く咬めますが、骨の薄いところ等には施術できないこともあります。
非常に高度の技術ならびに適応症を選びます。確実な診断のもとに施されるべき方法です。
主治医とよく相談してください。
なおインプラント治療は保険適用外です。
1)写真は57歳女性です。左下の大臼歯が二本とも失われています。 それまで出し入れのばね付の入れ歯を使用していましたがどうしてもなじめず、咬むと痛みがありました。 |
||
2)よく相談した結果、失った大臼歯部にインプラント治療をすることになりました。 写真は手術後約10週間、インプラント体が骨とくっつき、びくともしなくなった状態です。 |
||
3)金属の歯が入りました。これで上の歯と奥歯でしっかり咬むことができるようになりました。 セラミック等で歯の色に仕上げることも可能です。左の図はインプラント治療のイメージです。 |
||