前回に続きこのCDのシリーズ,ハルモニア・ムンディ・フランス・ベスト25より1枚ご紹介しましょう。CDを選ぶときの基準ってなんでしょう?作曲家、演奏者、レーベル、演奏スタイル、時代、,,,いろいろとあると思うのですが,正直”値段”というのは結構大きな選択基準の一つになると思います。いいんだけどちょっとその値段では,,という事がCDに限らず他の買い物の時にもある訳でして、、このCDのシリーズは1枚1.700円(25全タイトル)での販売となっています。これは非常に有り難い価格という事ができると思います。今,クラシックの音源の販売はいわゆる値崩れ現象が起きていて、いくらが適正なのか正直分かりません。自分で判断するしかない訳です。結論から言ってこのシリーズは買い!と断言できます。
さてこのCD、アンドルー・マンゼ(ヴァイオリンVn)が得意の即興を交えた自由闊達な演奏を聴かせてくれています。マンゼ氏が録音した数あるバロック音楽の音源の中からハルモニア・ムンディ・フランスが彼の魅力を十分伝えてくれる曲を更に厳選してこのCDにリリースしました。初期のバロックから,フランス、ドイツ,と言った様々なタイプの作品が修められてこのアルバムはバロック時代に大きく発展したヴァイオリン音楽を知るには非常にいい1枚となる事でしょう。僕の好きなタイプのCDって訳です。
収録作曲家:J.S.BACH,CASTELLO,FONTANA,MARINI,VIVALDI,TARTINI,UCCELLINI,PANDOLFI,REBEL,SCHMELZER,BIBER,TELEMANN
というラインナップです。今までご紹介した事のある作曲家もちらほら!こういう気持ちのいい音楽を聴いていると本当に心が和みます!
HARMONIA MUNDI KHM 100022