今日で、月曜日から始まった連続6日にわたる小澤さんの練習が終了しました。月曜日、不安と期待で始まった練習ですが、この一週間で信じられないくらいのレベルアップをしたように思います。素人がプロの練習に参加しているので特にそういう感覚を持つのでしょうが、プロの音楽作りの凄さを身をもって体験できたのは幸せでした。小澤さんから学んだことは、音楽すると言うことは表現することなんだ!ということです。楽譜に記された一つ一つの作曲者の思いをどうあなたは、表現するのですか?ということを問われ続けた一週間でした。そのために、すべきこと(譜読み、歌詞の理解等)は確実にクリアーしておかなくてはいけない!音楽作りはそこまで出来ていてこそ始められる!そんな当たり前のことをしっかり教えられたように思います。
今回使用している楽譜です。表表紙をめくるとこのメッセージが記されています。説明は下に!
そして、今回の戦争レクイエムは、非常に重いメッセージを含んでいます。
楽譜の冒頭にはこう書かれています。
“My subject is War,and the pity of War.The Poetry is in the pity….All a poet can do today is warn”
Wilfred Owen

「私の主題は戦争と、戦争の悲哀である。詩はその悲哀のうちにある。今日、詩人が為しえる全てのことは警告することである」   オーウェン
ブリテンは、このレクイエムを作曲するに当たって、第一次世界大戦で若干25歳で戦死したイギリスの詩人ウィルッフレッド・オーウェンの英語のテキストを題材にしました。
この作品をいよいよ来週から、聞いて下さる方々を前に、小澤さんとSKOとで演奏します。真摯に取り組みたいと思っています。
追加ですが、このブログに島田真知子さん(SKOの若きヴァイオリンのVirtuoso)のHPをリンクさせて頂いていますが、プロの目で今回の戦争レクイエムについてのブログを書いておられます。ごらん下さい。