モテットっていったいなんだ?ウィキペディアによると「モテットという言葉自体は、歴史をさかのぼると13世紀以降に発展を始めた世俗のポリフォニー歌曲に行き着くが、音楽学者は便宜上、アルス・アンティカやアルス・ノヴァの世俗ポリフォニーについてはラテン語を用いて「モテートゥス」とし、ルネサンス以降の教会ポリフォニーについては「モテット」としている」
なんかよく分からない解説ではありますが、結局は声楽のために書かれた宗教音楽という事になりましょうか。
とにかく,合唱をやっている人間が必ずや、歌いたくなる,いや,歌わねばならない(そんな拘束力は勿論ありませんが)のがバッハのモテットです。
 1789年ライプツィッヒを訪れたモーツアルトがこのCDの一曲目に収録されている『主にむかいて新しき歌をうたえ Singt dem Herrn ein neues Lied BWV225』の演奏を聴いたのですが彼は,次のように叫んだと言われています。「これこそ実に,人がそこから多くを学ぶ事のできる価値のあるものだ!」と。
J.S.バッハについてはこのブログでも幾度となく紹介してきましたが、やはりもっとも興味深い作曲家であります。「作曲家の中で一番 神に,天国に近い存在」であろう事は間違いないでしょう。
実をいいますとモテット集のBWV229 「来ませ,イエスよ,来ませ Komm, Jesu,komm」
とBWV227「イエスよ、わが喜び Jesu,meine Freude」を10年ほど前に今所属しているベーレンコールで初めてうたい,バッハの魅力にしっかりはまったという過去があります。そして,今BWV226「み霊はわれらの弱気を助けたもう Der Geist hilft unsrer Schwachheit auf」を来年の定演に向け練習を開始しました。バッハをうたう喜び!それは最高なのです。ただ何しろなかなか手強いのがミソです。楽しんで練習します!
演奏の内容については上記の通りです。こんな曲を教会で歌えたら、、、至福の時間になる事は間違いないでしょう。是非,1枚はご家庭において頂きむしゃくしゃする時にはお聞きいただければ癒される事間違いありません。なんとまあ美しい曲の数々、、、、、お聞き頂ければわかります。
CBS SONY CSCR 8380