コピー&ペーストで申し訳ありませんが、このシリーズNo.3でルベルのこの「四代元素」のコメントを偶然にしています。以下に認めた文章を載っけます。
「作曲者のジャン=フェリ・ルベル(1666~1747)はヴァイオリニストであり、ハープシコード奏者、作曲家で、1700年代前半のパリで傑出した音楽家として長く活躍しました。ルベルの名はバレエ曲「四大元素」(1737)と言う曲の冒頭の不協和音で有名?です。実際に聞いてみると「おっと、この和音を18世紀前半に?!」と思うくらいなのです。実を言いますと、このヴァイオリンソナタを聴いて、あまりにもフランス的な奇麗さで、じゃあ他のCDも買ってみようと買ったのが「四大元素」でした。翌日診療が始まる前にこのCDをセットしどんな甘美な調べが、、と思った瞬間、出てきた音はスタッフの目を白黒させるものでした。それほどの不協和音でした。それ以来「四大元素」は待合室で流れることはなくなりました。

話がそれました。そのルベルですが、歴史的に見て影が薄いのだそうです。と言うのは時代の巡り合わせで著名な芸術家が顔を揃えていた時代に生きてしまったそうで、現存する唯一の肖像画は、ルベル本人よりも画家アントワーヌ・ワトーの名前で知られるようですし、死んだ後も同じ納骨室に眠る劇作家ジャン・ラシーヌの陰に隠れることになりました。まあそうは言っても、やはり天才だったようで8歳の時に天才ヴァイオリニストとして国王と後の師匠になるあのリュリを感動させたと言われています。」
というコメントを2006年4月にしているのですが、当時は紹介しなかったそのCDを紹介するとは、、、ネタ切れかと思われても致し方ありませんが、実はそうではなくて良いものは良いのです。ただしやはりCD冒頭の不協和音は驚きです。もちろんその不協和音はそれ以降の協和音への布石なのですが。この曲はダンス音楽(サンフォニ・ド・ダンス)として作曲されこの曲がルベルの最後の舞踏組曲になったようです。