「ドイツ笛以来、もっとも人間の声に近い楽器はおそらくオーボエであろう」とはヨハン・マッテゾン(Johann Mattheson 1681~1764)の言葉です。マッテゾンは学者であり音楽家でもあり、G.F.ヘンデルの大親友でもありました。
 オーボエはご存じの通り2枚リードの楽器で人気の高さを誇ります。確かに曲の中でのオーボエの存在感は形が小さい割には大きいですね。さて、このCDでこの楽器を奏でるの名手ハインツ・ホリガー、スイスのランゲンタール出身。オーボエ演奏や楽曲解釈であまりにも有名なせいでその作曲家や指揮者、指導者としての注目度は一般的にはあまり高くないそうですが、作曲者としては、自身の楽器であるオーボエのための作品はもとより、それ以外にも多くの優れた作品を書いています。(一部ウィキペディァ参照)オーボエ演奏に関しては奏者によってこれほど差の出る楽器もない位特徴が出ます。ホリガーの音こそ正当派と言っても良いでしょう。まさに芸術!
そのホリガーがイ・ムジチをバックに
マルチェロ(Alessandro Marcello 1684~1747)
サンマルティーニ(Giuseppe Sammartini 1665~1750)
アルビノーニ( Tomaso Albinoni 1671~1750)
ロッティ(Antonio Lotti c,1667~1740)
チマローザ(Domenico Cimarosa 1749~1801)
のオーボエ協奏曲を演奏します。
まさに芸術品!癒されること請け合いです!!
PHILIPS 420 189-2