もしかすると歌のCDは初めてかもしれませんね。本来、合唱を音楽との接点にしてきた私ですから歌はもっとご紹介したいのです。待合室でお聞かせする18世紀以前の音楽というしばりを自ら課しましたが、実を言うと歌のCDは流れていると診療中に聞いてしまうのです。しっている曲は口ずさんだりしてしまったり、、、あまりよろしくないのです。ですから歌のCDは実際待合室ではあまり流れていないのです。このCDの主人公はソプラノの波多野睦美さんですが、このCDは寺神戸亮さん(42.ルクレールのバイオリンソナタ参照)がらみでもご紹介したいのです。好みの音楽を奏でてくれる演奏家たちは類は類を呼ぶという感じでいろんなコラボレーションをしてさまざまな音楽を聴かせてくれます。いろんな素材が調理の仕方によってさまざまな料理になっていくように。このCDに載せられている作曲家はパーセル(HENRY PURCELL 1659~1695),ヘンデル(1685~1759)、モンテヴェルディ(CLAUDIO MONTEVERDI 1567~1643),チェスティ(ANTONIO CESTI 1623~1669),そしてJ.S.BACH.
 イギリスの伝説のソプラノ歌手 エマ・カークビーと比較する事は良いのか悪いのかわかりませんが彼女の絶頂期を彷彿とさせる美しい、清楚な歌唱は心にしみ込んできます。
AVCL-25043