このCDの帯には「ため息が出るほど美しく優雅な世界」と書かれています。ほんまかいな?って疑り深い私はそれを確かめる為に購入したのですが,事実でした!Jean-Mrie Leclair(ジャン=マリー・ルクレール 1697~1764)はフランス リヨンに生まれました。著名なヴァイオリン奏者であリ、作曲家でもありました。19歳までに舞踊術、ヴァイオリン演奏の技術を身につけ1722年から、イタリア トリノで宮廷の舞踊家,教師として活躍しました。自作の舞踊音楽が皆を魅了したのです.更に深くヴァイオリンを師ソミスから学び1723年ヴァイオリンと通奏低音の為の最初のソナタ集をパリで出版。以降1734年まで演奏会シリーズで自作のソナタや協奏曲をオペラが禁じられた年間35日ほどの祝日にチェイルリーのサル・デ・サン・スイスで行われていたコンセール・スピリチュイルでしばしば演奏し好評を博したそうです。
 その後、ルイ15世の宮廷や、オランダ、フランス各地の貴族に音楽家として仕え,1743年以降はパリに定住。46年には唯一のオペラ「シラとグロキュス」を作曲しました。49年からはグラモン公の劇場の音楽監督,作曲家として活躍しました。まさしくフランスバロックの華であった彼はしかし,67歳のある晩、何者かによって自宅前で刺殺されてしまたのです。あな恐ろしや!パリの夜!フランスのコレッリ(イタリアの作曲家またいずれご紹介します)と呼ばれていた彼はイタリアと母国フランスを融合させ新しい名曲を数々生み出しました。
このCDの構成はトリオ(ヴァイオリン、チェロ、チェンバロ)で演奏はロンドンバロック
ジャケットが又それらしくて非常に好きなのであります.ルーブル所蔵の絵らしいのですが,又調べます。
珠玉の一枚と言っても過言ではありますまい!というCDです。この時代!本当に凄いです。行ってみたいです!
HMC-901617