さる、11月8日(日)塩尻市のレザンホールにおいて平成21年度の8020推進県民大会が開催されました。サブタイトルは
「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」
~よい歯で よく噛み よいからだ~

11月はこども8020運動推進員の育成研修会から始まり,院外行事は目白押しです。
この大会は,サブタイトルのように8020運動を推進して下さる方々と年1回集い、新たにこの運動を推進していこうという大会です。プログラムです。
400名強の方々が参加して下さいました。
第1部
「8020運動推進特別事業 8020推進支援研修会」
 1.長野県の歯科保健事業の現状 長野県衛生部健康づくり支援課課長 小林良清
 2.8020推進員活動報告    長野県食生活改善推進協議会会長 六波羅弘美
 3.こども8020推進員育成事業報告 上田市立東塩田小学校養護教諭 小泉建子
 4.講演「長野県健康長寿 歯科とのかかわり」
       首都大学東京都市環境学部大学院・都市システム科学専攻域教授
                                 星 旦二

第2部
式典・表彰
第3部
 トークショー「アスリートと歯の健康」
              スポーツコメンテータ  奥野史子
この中で,最高にインパクトがあったのが星教授の講演でした。ぬか喜びは出来ませんが、先生はこう結論づけています。
「かかりつけ歯科医師があれば、治療を受けている疾病があっても疾病無しでかかりつけ歯科医師無し群に比べて,統計上優位ではなかったものの累積生存率がより維持されていた」
もちろん、先生の今回の講演の最終結論はそんなことでありませんが、医師である星先生が歯科についての疫学的結論を導いて下さったことは我々歯科にとって画期的と言わざるを得ません。
先生は,10月18日の朝日新聞、「私の視点」でインフルエンザに対するワクチンの接種も良いが,とにかくインフルエンザに負けない栄養をとり免疫を作ることが1番!とおっしゃっています。なるほど!と思う次第です。