毎年この時期に,聴覚障害者の集まりである「陽だまり」で講話させていただきます。今年も6月26日の午後,南松本の会場でお話しさせていただきました。今年で(2005年からです)4回めになります。今年は,お口の健康を守るために日頃注意する事やメタボリックシンドロームと歯周病との関係について、義歯の管理清掃についてお話しさせていただきました。
 歯は,「たかが歯、されど歯」でして、不都合なく噛んでいる時にはあまりありがたがったりしないのですが、これがムシ歯や歯周病で何らかのトラブルになると非常に不具合を訴えます。そうならないためには日頃からのお手入れが必要になるのですが、皆さんは、痛くならないと歯科医院にお出でにならない!痛くなって来られたとき,こちらは麻酔をして削るか,神経をとるか,はたまた抜歯という事態にならないとも限らない。前からお伝えしているように歯の2大疾患のムシ歯や歯周病は原因が確定していて(プラーク=歯垢=ばい菌)それがコントロールできていれば予防可能な病気なのです。たいていのトラブルは磨き残しがずっと続く部位にでる事が多く,従って自分が磨けないのであればそこは人に任せて磨いてもらっちゃうのがらくちんですよ!だからかかりつけの先生のところで定期的にチェックしてもらうのが歯のトラブルに巻き込まれない最善の方法なのです。
という内容の話をさせていただきました。後でお聞きしたところ「良い話を聞いた」という感想を述べてくれた年配の女性の方のお話しをお聞きし,今年も行って来て良かった!と思った次第です。
こういう講話は単発で終わる事が多いのですが,陽だまりではもう連続4回、顔なじみになった方も多く毎年聞いていただける事に責任も感じながらお役に立てればと思っています。
手話やOHPを同時に使った講話なのでお世話をして下さる方々も10数人!こういう活動をサポートして下さっています。本当に頭が下がります。