今年のパンフレットです。
また、SKFの季節がやってきました。今年も市内の各所で素晴らしい音楽が鳴り響く事でしょう。
8月13日~9月9日が最終日です。今年で、17回めを迎えます。
このフェスティバルは小澤征爾総監督が「責任」をもって運営すると断言する音楽祭であり、その内容は松本から世界へ発信されつづけます。まさに松本の宝物です。今年もオペラ(ヤナーチェクの「利口な女狐の物語」)を始め,オーケストラAプログラムではスメタナ「わが祖国」全曲を若手の下野竜也氏が指揮します。一晩限りでもったいない気がします。オケBプロは小澤さんがマーラーの交響曲第1番「巨人」を振ります。非常に楽しみ!ですね。ふれあいコンサートも見逃せません。この時期,松本はクラシックファンにとってSKF一色になります。この松本で開催される事を心から喜ぶとともに、誇りに思います。未来永劫継続されん事を祈りながら、、
信濃毎日新聞9/10朝刊より転用
最終日、マーラーの交響曲第1番「巨人」を振り終えた後,大きな拍手の中、小澤さんは客席に挨拶する前にメンバーひとり1人と握手を交わし簡単に客席に会釈をして袖に入ってしまいました。おさまらない拍手に応えて指揮台脇に立った小澤さんはメンバーを立たせようとしますが、コンサートマスターの豊嶋さんが一向に立つ気配がなく、従って小澤さん1人が万雷の拍手を受けました。その後メンバー全員が立ち上がりいっそう大きい拍手を受けながらメンバーは上下に分かれて袖に入って行きました。毎年恒例ですが,ここから長い時間、スタンディングオベイションが続きます。袖からメンバーが全員ステージに自由気ままに並び、ボランティアの女性がメンバーそれぞれにリンドウの花一輪を配ります。観客の拍手に全員で応えた後ステージから前にいる観客に次々とその花束が投げられます。その時の映像です。そして興奮覚めやらない中、SKFの火は消えて行くのです。今年も、楽しませてもらいました。感謝、感謝です。