松本市民タイムスより  転用(1月9日)
皆様、新年あけましておめでとうございます。先ずは皆々様の今年の健康をお祈りいたします!
 さーて、昨年末から騒いでいました「ニューイヤーコンサート2007」が昨日大勢のお客様におこし頂き、無事終了いたしました。今朝、市民タイムスを見てびっくり!載るだろうなとは思っていましたがなんと一面トップ!出演者といたしましてはやはり「嬉しい!」と素直に言ってしまいます。細かなミスはありましたが、おおむねリハーサル通りにいきました。お客様の前で実際に歌うのは緊張するのですが、いつも浴びないような強烈な照明の中での演奏は体験されたことのある人はおわかりと思いますがけっこう快感です。脳内モルヒネが出ているのでしょう。
写真では少し小さくて分り辛いのですが、合唱団は男女でペアを組んでいます。従ってオーディションで男女同数が選ばれました。その理由は、オペレッタ「こうもり」の第2幕で晩餐会のシーンがあります。そのシーンはみんな仲良く~お互いをDu(ドイツ語で非常に親密な間柄に用いる2人称です)と呼び合おう!皆でキッスして、、というそういう場面がありましてですね、
男女の数が違うとけっこうまずいことになるのです。今回は勿論そういうシーンはありませんでしたが、演出の先生がどういうふうにそういう雰囲気を出していくか、乞うご期待です。(ウィーンフィルのDVDなんか見るとやはりお国柄でしょうか、実際にキッスしている場面が見られます!まあ素人ですし日本人ということもあり、実際には我々はできないとは思いますが、、、)今回僕のペアになったのはなんと家内!(ペアの決め方ですが、ソプラノとテナー、アルトとバスでペアを作りました。ことは簡単です。身長順に並んで横の人とペアを組んだのですがなんと横にいたのが最愛の家内でした)結婚以来こんなに長い時間手をつないでいたことはないくらい手をつないでいました。はじめはテレや恥ずかしいという気持ちもありましたが(これは他のみんなも同じだと思います)公演が近づくにつれてそういう感情は次第に無くなりキチンと見せなくてはという気持ちに変わっていきました。ショービジネスがちょっと分ったような気がします。「あなたたちが照れると見ているお客様が照れてステージがおかしくなるのよ!」とは小須田先生のお言葉ですが、納得の指導でした。他にもいろいろと書きたいことはあるのですが、、、
 1/6~7の突然?の大雪で当日のお客様の足を心配いたしましたが、昨日1/8の公演日は晴れてくれ、なんとか無事公演できましたのはちゃんと練習してきた(ほんとですよ)我々への音楽の神様からのプレゼントだと思います。
 さて、今回のコンサートで一番感じたのはプロの意地!と言いましょうか、本番に向けて準備する姿勢です。妥協を可能な限り排除し、そして本番に最高のパフォーマンスができるように準備するその姿勢です。ソロの太田さん、横山さんの本番での音楽に対するプロ根性を間近で拝見でき非常に勉強になりました。指揮の北原先生も、やはり出足の遅かった(当初まとまっていなかった)オーケストラと真正面に向い合いながら数日で本番に載せられるようにしてしまいましたし、、演出の小須田先生も最後まで細かな指示をして下さり、少しでも奇麗な、素敵なステージを!めざして下さいました。我々を直接指導して下さった吉野先生、中村先生も最後の最後まで歌作りのため細かな指導をして下さいました。他にも舞台監督を始め、練習の時のピアノ伴奏をして下さった先生(コレペティトゥアと言います)、製作をして下さった芸術館の職員の方々、
等々のたくさんの人が関わり合ってこういうオペラが出来上がっていくんだということが実際に見れて、体験できて感激でした。これから11/11の「こうもり」全幕公演に向けて練習がまだまだ続きます。面白い体験が又できそうで、非常に楽しみです。ご来場いただいた皆様!心よりお礼申し上げます。見たかったけれどご来場いただけなかった皆様、
松本テレビ(ローカルですが)
1/14(日)朝9時から と 夜7時から 2回放映されますのでご覧下さい!