カーネギーホールでのコンサートは、小澤先生の渾身の指揮で大喝采のうちに無事終了いたしました。戦争レクイエムに取りかかって2年間、この2年間の集大成をNYで迎えられたこと、わたしの人生で、ほんとに幸せなことだと改めて思っております。米国の音楽の殿堂、カーネギーホールで演奏することは、限られた人にしか許されて居ません。今回、小澤先生のお陰でそのステージに乗ることが出来ました。感激でした。心から感謝です。SKOの皆様、事務局の皆様、応援して下さった皆様に感謝です。

これほど丸く音が響くホールはあまりないかと、、、昨年行ったウィーンの楽友協会ホールとも響きは異なります。合唱指導のピエールが、、「世界最高のホールだから信じてpppを歌って!」
と言う言葉がはじめ練習場では信じられなかったのですが、、、、
会場には綺麗に響いていたようです。凄い!
「小澤さんの凄さは日本より海外の方が分かるんですよね」という、日本から一緒に行動している事務局の小口さんのコメント!実は14日の初日のブラームスの交響曲第1番を、NYに到着したその晩、鑑賞することが出来たのです。ブラームスの1番交響曲は、長い苦悩の末に完成した作品で、ブラームスが敬愛したベートーベンの第10番と呼ぶこともあるくらいの感動の交響曲です。(因みにベートーベンは、第9(合唱付き)が交響曲としては最後の作品)この曲、いろいろな機会に、神がかり的な演奏をさせる不思議な曲でして、、、、、SKFが始まった初年度もブラ1(ブラいち と言います)はそれ以降の成功を約束する大名演奏でしたし、、、思い起こせばカール・ベームがウィーンフィルと来日した76年のブラ1も未だに語りぐさになっております。
さて、その演奏の終了後、、、、、、2804名の定員(当日soldout!)のカーネギーで、全員総立ちで小澤の演奏を褒め称えたのです。会場にいた私も久々に演奏に鳥肌が立ちましたし、思わず立ち上がって歓声を上げてしまいました。「ああ、小澤さんは、愛されているんだなあ」と、感激しました。この人達と、演奏が出来る!その決意を新たにしました。
18日、20:00「戦争レクイエム WAR REQUIEM」開演。当初、全曲ノンストップ!の予定が、小澤先生の体調を考慮し20分の休憩を入れる事になり、、、、実は微熱があったそうで、とにかく、寒いのです!NYに到着した日も真冬日で、、、風邪を召された小澤さんの体調を考えての判断でした。
素晴らしい緊張感で終演!ステージから見る観客は総立ちで拍手!して下さいます。感激でした。いろんな想いが交錯します。松本では一緒だったけれど残念ながらNYには参加できなかった仲間達、練習の思い出、合宿、、、、、、本当に幸せな時間でした。アマチュアがSKOと小澤の指揮でカーネギーのステージに立つ!事は多分無いでしょう。、、と思います。
貴重な経験をさせて頂きました。
患者さんの皆様、、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。そして、いろいろなコメントをありがとうございます。新聞にもいろいろと取り上げて頂き恐縮です。
NYは無事終了いたしました。しばらくは大人しく、、、していようと思っています。
良い経験をさせて頂き、感謝いたします。