武久源造さんのこのシリーズは、実を言うとあまり人に教えたくないそんなカテゴリーに入るCDです。つまりは人に教えてしまうのが惜しい!ということなのですが、CDは一般に発売されているわけですから、でも、そういう店とか、物って無いですか?自分だけのお気に入りっていうもの、、独り占めしておきたい、、まあぐだぐだ言っても始まりません。とにかく、そんなこと言わずにご紹介します。心にしみいる演奏って言うのは古今東西たくさんの音源がありますが、そうたくさんあるものではありません。このCDはまさにその1枚!いろいろとは言いません.おすすめです。
でもせっかくですから、少しライナーノートから拾ってみます。
 チェンバロとポジティーフオルガン,16~18世紀のヨーロッパで特に流行したこれらの愛すべき楽器は他にはあまり目立った楽しみの無かった北ヨーロッパの寒村の一軒家での団欒から、イタリアはヴェネチアの豪華な館での大舞踏会に至るまで姿かたちをさまざまに変えながら出没していた.他の楽器に比べて規模も大きく機構も複雑にならざるを得ない鍵盤楽器は音楽的な興味と共に科学的、数学的興味をそそるものであるが視覚的な装飾の面でもかなりい自由にいろいろ試みることができた。演奏家も作曲家もそれらの特徴を生かすべく細心の工夫を凝らし続けた.その歴史はまさにあっと驚く興奮の連続であった.この録音では時のスパンを大きく広げてチェンバロが誕生して間もない頃に生まれた初期ルネッサンスの傑作をも加えたため幾分長いプログラムとなった。この中には日頃あまり演奏されない珍しいものも含まれているが、それぞれユニークな角度からチェンバロやオルガンの魅力を引き出す名曲ばかりである。
 との武久さん自身の言葉での記述があるが、このライナーノートを読むだけでも結構楽しい。その博学ぶりは大したものである。
  収録作曲家は
   J.P. スヴェーリンク(Jan Pieterszoon Sweelinck 1562~1623 オランダ)
   J.ブル(John Bull 1562~1628 イギリス)
   H.コッター(Hans Kotter 1480?~1541)
   A.シュリック(Arnord Schlick 1460頃~1521以降)
   J.J.フローベルガー(J.J.Froberger 1615~1667)
D.スカルラッティ、F.クープラン、J.S.バッハ(既出なのでそちらを参考にして下さい)
  たちです。まさに圧巻!
僕にはよく分りませんが、曲によって楽器の調律を変えておられるそうです。(中全調律、ピタゴラス調律、キルンベルガー調律)チンプンカンプン???
 ALCD-1001 コジマ録音